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思い出の家を解体、残った木を何かに出来ないか

 長年の思い出が有る家を解体することになり。 屋敷に残った木を家具に使えないかとご相談を戴きました。

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椅子を作ることになり。 柱の部材は木取が出来。

残るは背もたれの部分を細く曲がりの有る柿の木を如何にか活かしたい。  太ければ曲が成りに木取が出来ますが。細く癖が有るので。 蒸気で加熱をして型に嵌めて。 プレスで圧縮加工をすることに。  箱の中に柿の木を入れて、蒸気を通す箱を作る。 杉の赤身で試験的に箱の制作を。 蒸気は30㎝のステンレスの寸胴でお湯を沸かして、杉の箱に入れる事に。 この中に木取をした、柿木を入れて、茹でる事に。 柿の木の組織を柔らかくして。  その杉の箱の蓋を制作する時に、ふたは広葉樹を用いて。 蒸気が逃げないように、ふたの締まりが問題。

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浅野金属工業(株)のハッチ締金具で蓋の締まりが強力に出来る事が。                    


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 現物を見て納得。 船舶用のドアハンドルを取り寄せると、思っていたよりも強力に締め付けが出来そう。  蒸気で茹でた柿の木を此れから何度か試験して、色々な木で試行錯誤をすることに。 型でプレスで圧縮。問題はどの位の圧力が良いのか。強力すぎると型が壊れるので、程々に力を加減。 此れが出来ると更に多目的に活用が広がります。  所謂細い木や、癖の有る木を活かす事も可能になり。 更に杉を圧縮することで、強度も強化することが10年以上前の結果で判明していますので。 針葉樹の活用が更に広がります。  髭親父老いて何ぞと一人ブツブツ、ぼやく此の頃

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