時代を超えて受け継がれてきた。
- kaz6226
- 13 分前
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「長年使い続けてきた愛着のある家具が壊れて修理をしたいが方法が分らない」と、ここ数年、古い家具の修復依頼が増えてきて、中には江戸時代のものもあります。先日も古民家の再生をしている笠間市の方からも「水屋箪笥の側板が齧られて、穴が開き、ネズミの糞、埃だらけだが直してご先祖の残した水屋箪笥を使いたい」と修復のご相談がありました。工房では昭和の時代の和家具、茶箪笥なども、欅の無垢で制作をしているので、水屋箪笥の修理をご依頼いただくことも多くあります。近年広葉樹の減少と共に、木の素材そのものが少なくなり。生活のスタイルも大きく変化しています。

しかし昔ながらの本質の良さを理解する人も多くいるのも事実で、暮らしの中に和家具を活かす若者からFacebook等で修復方法のご相談を受けることもあります。それらの期待に少しでも応えることが出来ればと思っております。修復をすることは制作よりも難しく、更に復元することは時間も手間も掛かります。 しかしそれは、古いものの中に古の匠の技が隠れている事が多く、
ものづくりに励むものに取りまして、古の技を学ぶ機会に触れる事は又とないチャンスです。
特に和家具の修復は、木材はもとより、金物が腐食等しており既製品の引き手が無く、自分で作らないと、和家具が再生出来ない状態がほとんどです。そのため、工房で金物も鍛造や板金を行い座金の制作に取り組んでいます。機械のない時代の手作業の仕事ですから、鋼を鞴で火造りします。
最近は学生の方や女性が木工に興味を抱き工房に来る機会が多く、次世代に伝承出来る事が励みとなっております。
日本人古来の生活習慣は変わりつつありますが、祖先から受け継いだ家具を
現代に生かしたいというお客様の気持ちに沿って制作をしております。
このような不易流行の取り組みを多くの方にも知っていただきたく、
工房でも木工教室等の啓蒙活動をしておりますが年月と共にこれらの年代物が消えつつある今日、如何に保存修復が大切か犇々と感じるこの頃です。




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