家具のリメイク・リフォーム
代々受け継いできた古い家具や、ご両親から譲り受けた家具、古いものが好きで
ご自分で購入された家具等が壊れていて、
今は使っていないけど直りますか?というご相談をよくいただきます。
古い家具は、今は壊れて眠っていても真新しく綺麗で輝いている時がありました。
長い年月を経て、今は色あせてボロボロになったように見えていても、
木や金具を丁寧に磨き壊れた部分を補修、塗装し、リフォームをすることで
家具は以前の輝きを取り戻す事が出来るのです。
『古くて壊れているけど、父が大切に使っていた物だから、捨てられなくて…』
『小学校に入学するときに、おじいちゃんとおばあちゃんがお祝いに買ってくれて、
今は壊れているんだけどもし直るのならば、自分が使っていた家具を子供に使わせてあげたい』
『おばあちゃんが使っていた家具を直して私も使いたい』など、
お客様からご相談をいただく内容は様々ですが、
一つの家具を大切に使いたいという思いは、私達作り手にも通じるものがあります。
木は湿度の影響を受け、膨張や収縮をします。家具になってからも、
私達人間と同じように呼吸をしています。
そのため、乾燥や梅雨の時期、冷暖房の近くに設置する等、ご使用される環境によっては、
開き戸がきつくなったかと思えば軽くスムーズに動くようになったり、
ちょっとへそを曲げてしまうこともあります。
木は、時にメンテナンスも必要になります。
私共の工房では、自分達の使用している家具や、
自分の家族が使っていた家具のメンテナンスもしております。
現在のライフスタイルに合わせた形に作り変えたりすることで、
壊れたから捨てるではなく1つの物を長く大切に使う事を木を通して学び、
温かい木のぬくもり・木の素晴らしさを次の世代、そしてまた次の世代へと受け継ぐことの
お手伝いをさせていただけたらと考えております。
木は、長い年月を経て一本の木へと成長しますが、家具に使用するには
また更に長い年月を必要とします。
そのような長い年月を生きてきた木は、それぞれの作り手の想いが詰まった家具になります。
家具を大切に使用していても壊れたり、転勤・転居等の都合で
捨てなければならない事も多々あると思われます。
新しい家具を購入する時は様々な想いを巡らせ、気持ちが高揚し、とても楽しくなります。
使い捨てのものが多い昨今、限りある資源を有効に活用し
1つの物を長く大切に使う事の大切さを改めて考え、
ライフスタイルに合わせリフォームやリメイクしてみるのも
もう一つの選択肢だと私たちは考えます。
家具の美しさや輝きを蘇らせる『リフォーム』
現在のお客様のライフスタイルに合わせ家具を部分的に使用し
デザインや仕様を変え新しい物と融合させる『リメイク』
どちらも今お手持ちの家具を蘇らせ今後も長くお使いいただくための技法です。
まずはお問い合わせからお気軽にどうぞ
※量販店で購入された家具で集合材の家具はお断りすることがあります
理由は釘などの金物が合板の中に埋め込まれており、
お品物の破損やけがをしてしまう可能性が高いためです
