神戸大学の黒田先生からお預かりしている、コーヒーの木の虫食い。
前回より一回り小さなコーヒーの木。
今回は小さな虫くいの穴は確認できませんでした。
漆は赤淡口を使いました。
前回よりも一回り小さなコーヒの木を木工旋盤で轆轤カンナで削り出し、今回はある程度乾燥が進んでいるので、外側の削り出しは轆轤カンナで仕上げて、表面の仕上げはペーパーは掛けません、轆轤カンナの切れ味が良いのです。
今回は木の皮の内側の表面がこの部分にだけ現れましたが。
木の皮も一部分残り、虫食いも現れて、夜光貝の象嵌と下の部分に銀線象嵌。
コーヒーの木が細いので、コーヒーの粉や、香辛料などの粉末の保管などが良いのかと。
蓋の部分に、ゴムパッキンで、気密を高めてと工夫しております。
コーヒーの木の内側は、無垢の素材其の儘です。コーヒーの豆を入れて、豆から出てくる油が、コーヒーの木を自然に使うごとに色が付いてきます。
キャップの内側に溝を付けてオーリングで気密性を良くし。
蓋の部分の内側を粉が出易いように削り出しています。
キャップの素材は何種類の木を組み合わせてプレスしています。
コーヒーの木ならではの味わいが有る仕上がりになればと、取り組んでいます。
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