雅楽の能管を入れる筒の制作依頼が有りました 杢目の良い木がご希望とのこと 数年前には栃の縮杢や、御蔵島の桑で箱の制作、今度は黒柿で制作をする事に。 処が長さが460㎜×太さが38㎜。
今まで経験がない。 轆轤師の本田さんに相談するも、肺を患い出来ないと。 チャレンジすることに
暮れから正月にかけて、轆轤の刃物づくりに挑戦。
黒柿筒の縁金に銀を付けてはと提案するが、
予定しているフライス盤のモーターの接続が出来ていない。
釣竿に糸を巻く、江戸和竿を制作している増形智志師匠に銀線の巻き方を御指導頂き何とか形になりました。
もう1本はミヤラジの中村さんの番組で数十年ぶりに出会った、
銀細工の「しゃれもん」の松永美也子女史に依頼することが出来、人との出会いに改めて感謝です。
黒柿の本体と蓋を固定する銀の金具は、
フライス盤のプーリー交換とモーター取り換えが完了。
銀の加工が出来ました。
昭和47年3月30日の製造、小型精密フライス盤。
下の写真は2022年に制作した雅楽の竜笛や能管を納める箱
岐阜県徳山郷で伐採された日本一の栃の木を使用して作りました
印籠蓋の指物の作りで内側にクッション、ベルベットを貼り。 能管がソフトに納まるように。 上蓋にもクッションを入れ、ベルベットを貼りました。
仕上げは木地仕上げで、木賊を掛けて磨いてあります。
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