長年紅梅の木が痛み、腐食して朽ちて来た木がお茶道具にならないかと。 数年ぶりに紅梅の茶杓に取組み。 木取りしてある紅梅を削る出す。 茶溜まりと撓めの部分に紅梅が腐食して、木部が痛み木の力が弱く、朽ちている。 慎重に取り組んで,今日何とか形になりました。

まー何とかこの様なスタイルに。

2本目節下の部分に朽ちている部分が有り、綺麗にすると穴が空いて来た。 紅梅の木の年輪の部分が、濃い縞模様が出来て景色になります。

杓裏から見ると朽ち木の部分が大きく見えます。 力を入れると割れるので慎重に、取扱要注意、その分楽しみが出て来るのでは。 この様な2本に紅梅はそうそう出会いが有りません。

櫂先は素直ための部分に紅梅の縞模様が、景色となっています。 使う程に紅梅の木の色が変化して、味わいが出てきます。

あと2本コツコツ仕上げて行きます。 煤竹の筒と、箱は桑で作ろうか思案中。
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