多忙な雲巌寺様に予てより制作した欅の文机と桑の香棚を無事納めることが出来ました。
島桑の古木の杢目に添って木取ると。
桑の木の中にはカミキリムシが好きな様に穴を開けて。
難問の香棚でした。
老大師も大変お喜び戴きまして感謝です。 2年も御待ち下さいまして感謝です。 欅の文机も筆返しの部分を削り出して、手仕事の話、大子の漆と。 話題が尽きず。
お供に紅梅の香合と紅梅の虫食いの茶杓を備えて。
何と紅梅の木取りの木迄ご所望。
茶杓の銘はご自身で銘々、書も硯の話になりますと、止まらない。
お陰さまで長居をしまして、感謝いたします。
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