思い出のある家の庭木で記念にと。
生木の赤松で花瓶の制作と小物の依頼を戴きました。
花が活けられるように胴で筒も付けて欲しい。
太い赤松の樹皮を活かして欲しいとのご要望。
枝の節を削る時に屑が飛び散り面倒ですが活かす事に。
赤い節が綺麗に出ました。
筒が入る部分を刳り貫き、縁の部分も余白を見て。
赤松がまだ生木なので、乾燥する事で収縮をみて大きめに加工。
鋼材は赤銅で0.6mmの銅板、厚みが有るのでロウ付けで、底は折り曲げて堅牢にロウ付け。 縁の部分は1㎜の銅板で筒の上に重ねてロウ付け。 上の部分を赤松の木肌に合わせてロウを流して変化を付けて。 処が上から溶けたロウが下の部分に流れました。
残りの赤松を鍋敷と、コースターにとのご要望。
まだ赤松が生木なので何れの木にも芯を刳り貫いて、割れ防止。
コースターの部分には杢彩を象嵌。
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