朽ちているが
- kaz6226
- 5月16日
- 読了時間: 2分
思い出の有る年代物の水屋箪笥の修復
バラバラになって見る影もない状態から。
組み立てが出来まして本来の形に戻りました。

三段に分かれた戸棚を組み合わせた水屋箪笥。 一番上の段は幅がもっと広い様な。 いつの時代の和家具かが皆目わからないと。 100年ぐらい前に幅を詰めて下の段と組み合わせた様な。


両側の側板がそれぞれに無い。幅詰めて組み合わせて結果。それで今回側板を山桜で組み、鏡板は欅の杢目の天然杢を入れました。
元のお仏壇の戸棚の側面は。
大黒様のお使いに夜な夜な齧られて。
大きな穴が開いて、ネズミ姫が出入りをしていた様な。
穴を塞ぎ、これから色を修復します。
水屋箪笥の裏側は特に酷く殆ど原型を止めていない。
部材は新たに作り組み直しました。


元の正面は黒漆塗りで仕上げて有ります。

傷んだ金物は作り直して。 黒漆で焼き付けをして。 引き出しの折脚は新たに制作。 併せて鉄の引手を鍛える、槌の制作に。


鉄の引手を作る時の槌を作りました。木の柄をはみこむための穴を空けて。
2丁作り、2度目に何とか、でも打ち込んで此れで良いのかは分かりません。
ダメな時にはもう一度チャレンジで
す。
考えているより取り組んでみて如何か。
今度は引手の型づくり。
和物の引手が無く作らないと話にならないのでチャレンジです。
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