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古木の虫食い

 桑の古木、木の中に虫食い。 1か所の虫食いで外見からは中が見えず。 挽いてみると、意外や桑の木の中が虫の穴だらけ。

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虫食いはもっと多く。 見えない部分で穴を埋めています。

 この穴を今回は活かす事が一番の目的。 禅宗の扁額を参考に。


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雲巌寺の本堂の扁額より。 桑の木の古木の朽ち込みをマルに見立てて。  左側の丸い穴から右奥の丸い穴に通じる。 その様な構想から、桑の香棚を制作。


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 処が柱を木取り、虫穴が意外と難しいー。 虫穴の補修も、同じ木を用いるが、杢目を合わせる事が至難。 相手は古木、杢目が唸って、一筋縄では行かない。 難問が続き、桑の柾目が木取で楽勝と?。 これまた木取り直し。  

 細い柾目は貴重で、難しい。


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単純な様で、細い杢目が揃う事の難しさ。 今回しみじみと感じました。 予備の桑を出してきて。 2台分木取に使いました。 一番肝心な玉杢の天板と棚、地板の桑の木。 現実には別な木を用意してと。 此れも木の反り、杢目で予備の木を出して。 杢目の良さで前挽大鋸で挽き。 じっくり除湿乾燥。



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一枚の桑の木から、3枚挽く事が出来まして。 同じ杢目が揃い何とか形になりました。


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 お陰様で今迄長年桑の木を集めて来たことが。 今回の香棚の制作にかかわることが出来ました。


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 左の穴から、右奥に同じ穴が通じる。 禅宗の空に此れ如何に問う.



 
 
 

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