大ハンマーで真っ赤に焼けた鋼を打つ時に、何時も此れで好いのかと自問自答。 もっと良く出来ないか、良く削れないか、綺麗に削るにはどうしたらよいのか。 木工旋盤の刃物の形状を改良を重ねて何とかコップの内側を綺麗に削る事が出来ました。
コップの小口が要約綺麗に仕上ることが出来ました。
刃物の切れ味が引き立ちます。
今回は鋼を鍛える時に、若い者の力を借りる事に、
ひげ親父の腕力のみならずに、炉の中で鋼の色具合を見ながら。
鋼が真っ赤に焼けていると、若い者の力で大ハンマーを振ると鉄が伸びる。
何とかこの様な形に。 でもこれで正解では無いので、まだまだ工夫が必要。
同じような形状で、もう1本作りました。
コップの内側の底の小口の部分を綺麗に削ることが出来ました。
特に針葉樹の小口を削る時には綺麗に仕上げる事が難しいのですが、
今回は無理なく綺麗に仕上ることが出来ました。
削りながら木に教えを請う。木の削り跡が教科書。
木工旋盤は横に回転するので、刃物の当て方次第でコップが木工旋盤のスクロールチャックから外れて吹っ飛ぶ。
危険な事も有ります。
クロサキ工芸ではいろいろな木を組み合わせて杢彩を作り、
コップや家具に様々に応用しております。 オーダー家具がメインの仕事ですが、家具の修理、家具のリメイクと、
多様な注文家具に対応しています。
その中で木のコップに取り組んでおります。
此れから仕上げの塗装に掛かりますが、その前に木の表面を研磨してから、塗装します。
木の良さを引き立てるために、これからもまだまだ
刃物や道具の工夫改良にチャレンジしていきます。
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